人気ブログランキング | 話題のタグを見る

あるびん・いむのピリ日記

cookieimu.exblog.jp
ブログトップ

『ジャングル・ジュース』

2001年製作の、ハチャメチャ・ギャグヤクザムービー。今回、韓国映画特集の一環として上映。
『ジャングル・ジュース』_c0018642_20584620.jpg

筋といってもこれといってなく、ただ、やくざにあこがれる二人組みの若者、キテ(チャン・ヒョク)とチョルス(イ・ボムス)が、偶然組のコカイン「ジャングル・ジュース」を手に入れたことから、オーパルパルの私娼、メグ(チョン・ヘジン)を巻き込んで起こす、大騒動を描いたものです。監督は、これが第一作のチョ・ミノ。




以前、韓国からレンタルされつくしたボロVHSを三百円!で買って見たときは、字幕もなかったけれど、なんて全体に汚らしく、下品な映画かと思って嫌悪感を持ち、二度と見ませんでした。けれども大スクリーンで見られる、なんてことはこの先二度とないかも・・・と思って、思い切ってみてきました。そのときよりは印象はマシで、下品は下品だけれど、汚らしい(というか、ババッチイ)印象は多少減りました。たくさんの個性的な役者が(イ・ボムス、ソン・チャンミン、ポン・テギュ、キム・ルェハ、キム・マンetc...)個性的演技をのびのびとしているのはいいんだけれど、やはり作品自体の出来がイマイチな気がします。なぜ、組織に入りたいのか、組織の麻薬を盗んでどうしたいのか・・・というモチベーションが希薄なんですね。モチベーションなんてどうでもいいという、アナーキーな映画とか、思い切った前衛的な映画というわけでもない。ひたすらナンセンスなドタバタロードムービーで最後は終わるんですが…結局は「漁夫の利」というテーマだったのか!?あるいは、希望を失わず、明るくたくましく生きる、私娼に光を当てるものだったのか(そんなご大層なお題目はないような気がする^^;)。この直後の上映が同じくお下品バッチい映画『木浦は港だ!』だったのも、なんだかご縁を感じました(笑)
『ジャングル・ジュース』_c0018642_20573487.jpg

それにしても、観客の少なかったこと…スターが出ていないとだめなんかなぁ。チャン・ヒョクレベルじゃ、客は呼べないのか、やっぱり・・・
by cookie_imu | 2005-04-14 00:41 | 韓国映画・新しめ