素敵な本を見つけました。写真とエッセイの本です。著者は、有名なフラワーアーティスト。
日系二世に生まれた永順さんが、父母のくに・韓国に魅かれて、美しい農村の、自然で素朴な佇まいや、人々の純朴な生活を撮ったものです。この方の、さらりと自然で、しかも女性らしい繊細で瑞々しい文章にも、本当に癒されます。日常にささくれ立った心を潤す、本当に一服の清涼剤のような本でした。
永順さんは、もともとは写真学科を卒業された、将来を嘱望された方だったんですね・・・それがフラワーアーティストとして成功されたため、写真の方はお休みされていたようです。それがまた、韓国の田舎の美しさに触発されて再開されたようで・・・それはカンウォンドの奥地などではなく、例えばソウル近郊のちょっとした田舎だったり、プサン付近の農村だったりするんですが、その美しさと言ったらまるで映画『ドンマッコル』のようなものでした。見ているだけでも穏やかな気持ちになれます。ぜひ手にとってご覧になることをお勧めいたします。(高橋永順さんのHPは
こちら)