あるびん・いむのピリ日記

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モンゴル料理「遊牧民」

yochyさんお勧めの「バー・キタザワ」に行ってみようとしたら、まだ開店前だったため、失意のうちに泣きながら「追いかけてヨコハマ」を口ずさみつつ帰ろうとしたところ、ふと、目の前にある路地の「モンゴル家庭料理」の看板に惹かれて、ふらふらと入ってしまった・・・
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まずは、恐る恐るモンゴルビール「ジンギスカン」(それにしてもベタなネーミング・・・^^;)を頼んだ。ビールは軽めですっきりと美味かった。突き出し代わりに出された、モンゴル風(なにがモンゴル風かはわからぬ)サラダもさっぱりしていてGood!さて・・・、何をつまみに飲もうかな・・・とメニューを開いたら、もう、そこはジンギスカン料理のオンパレード!!・・・・・・の訳はない。椎名誠がいみじくも明言しているように、モンゴルにはジンギスカン料理というものは存在しないのだ。
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ためつすがめつメニューを吟味していると、中年のすらりとした優しそうなご婦人が、「モンゴルのビールはいかがですか?」と声をかけてきた。「はい、すっきりとして美味しいですよ。ところで、ちょっと一杯、飲みたいんですが、どんなお酒にどんなおつまみが合うでしょうか?」朝青龍はよく来ますか、などというおバカな質問をしたかったのだが、それはまあぐっとこらえて(^^;まずはメニューのご相談。すると「お母さん」と従業員に呼ばれているその女性はにっこりと微笑んで、「メインは羊料理なんですよ」とおっしゃる。なるほど、店内にはいたるところにヒツジのぬいぐるみが・・・(ナンデダ?)ま、それはさておき、ジンギスカン鍋は食べなくても、お肉といえばヒツジなのだ。
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「はあ・・・マトンですか」「そうです」「えー、でも、マトンて言うと臭みがあるんじゃ・・・(だったら入るなよ←ぢぶん)」と言いかけると、お母さんは結構、キッとした顔になり、「本当に美味しいヒツジの肉を召し上がったこと、おありになります?」と聞かれたので、思わず「メエええ」と答えようとしたのだが(実際に、かなり旨い延辺朝鮮族の羊肉串料理は、食べに行っているので)、さらに怒りに火を注いでモンゴル刀でスライスされては適わないと思い、「えー、まあその・・・」と曖昧に答えると、「では、当店の本当に美味しい、臭くないヒツジの肉をご賞味下さい!」と強力に言われ、思わずたじたじとなって「ハイ」と答えてしまった。そうしたところ、茹で肉(これが一番ポピュラー)、串焼きなどを勧められた。しかし、ふと目に止まった「モンゴルハーブの香草焼き」という、前代未聞の珍メニューを頼むことにした。「あのう・・・ハーブを香草で焼く、って、どうやるんですか」お母さん「あーら、これはモンゴルでとってもポピュラーな料理よ」「(ゴ、ゴクリ・・・どんなんだ!)」「ハーブに漬けた羊肉に、香草をパン粉にまぶして焼くの!」「・・・・・・(だったら、そう書いてよ!)」という訳で、期待と違って見た目はヒツジのコートレットそっくりなものが登場。しかし、一口食べたとたん・・・「ウマー!!!(ヒツジなのに・・・^^;)」いやもう、今までの下手なギャグ気分はどこかに吹っ飛んでしまうほどの、力強い美味しさだった。なんていうか・・・大げさに言うと、モンゴル大草原の蒼い風が体の中を颯々と吹き過ぎたような・・・しかも、¥500のハーフ・サイズを頼んだのに、優に一人前の量でやって来たのだ!(画像山椒・ただしもう一切れ食べちゃってます♪)
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さらに勧められて飲んだのが、画像の牛乳・・・ではなくて、これぞアイラグ、という、モンゴルの国民酒とでもいうべき馬乳酒であった。「ヤクルトみたいな風味です」と言われ、マッコリのような酒を期待して飲んだのだが、トンでもハップン、歩いて10分(まだ言ってる・・・)、これが酸っぱいの何の!思わず顔を顰めていると、追い討ちをかけるように「モンゴルぎょうざはいかが?旭鷲山も(そういえばそういうのいたな)好物だったのよ!」という一言に抵抗できず、ボーズという、スピーカーではなくて、小籠包みたいなスープ入り餃子を頼んでしまった。そして、やっとの思いでアイラグを飲み終わると、すかさず「モンゴル・ウォッカのアルヒもあるわよ」と、再びニコヤカにお母さんは迫り来るのだった・・・
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えー、で、そのアルヒは、アルヒ森の中で飲みたかったのだが(いいかげんにせい・・・)お母さんのニコヤカ攻撃に屈して(単に飲んでみたかったという説もあり)、ワンショット、飲んでしまった。それも、牛乳酒を蒸留して造った、サーリン・アルヒという、まるで一発でポアされてしまいそうな(古いな・・・)名前のミルクっぽい、激強い酒を飲まされてしまった。もう、フラフラである。

酔っ払ったついでに、念願のあの質問をしてみた「アサショーリューは来るんですか?」とっとと帰れ!その質問をする奴は、お前で二万九千飛んで36人目なんだよ!と叱られるかと思ったら・・・あにはからんや、「有名になる前は、時々来ましたよ。モンゴルから来る若いお相撲さんは、大抵、15,6歳でしょ。だから凄いホームシックになるの。そうすると、モンゴル人のスタッフが作った、うちの家庭料理を食べに来るのよ。だから、ウチは日本人の舌には合わせていないの」とのこと。恐れ入りました!どうも本場の味がすると思った(ホントカヲイ・・・^^;;)のだ。次回来る機会があったら、もっとお腹をすかせて、ヒツジ料理やモンゴル餃子を食べまくり、アルヒをアビルように飲みまくろう・・・と固くチンギスに誓った。(お店のHPはコチラ
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by cookie_imu | 2005-11-09 23:12 | 各国酒・ごはん