授業が終わって、ある女学生が来週の試験について質問してきた。なんでも、どういう問題が出るか知りたいというのだ。驚いて、「それは教えられない」というと、食い下がってきた。
何でも聞けば、中国からの留学生で、聴講生だという(そういえば当てたとき、ぜんぜん話せなかった)。どうしてもBプラスが必要だという。彼女の下手な韓国語と私のへぼい韓国語ではまったく話が噛み合わないため、仕方なくユニさんに間に入ってもらうことに・・・
すると、あろうことか、ユニさんは今まで見たこともないようなコワーい顔をして、文字どおり「青筋立てて」激しく彼女に怒っているではないか!しばらく言い争っていたが、ユニさんが頑として譲らなかったため、彼女はあきらめて帰っていった。
何事ならん・・・と思って事情を聞いたところ、彼女は勉強はしないくせに、前にも楽して単位を取りたいと、相談をされたそうな。そのときは穏やかに諭したが、今回は試験前で、なおかつ担当者に直接、教えてもらおう・・・とした根性が許せなかったそうである。
「学生はまず、努力しなければなりません。楽していい点とろうなんて、とんでもない!」
そう叫ぶと、ユニさんは両の拳で机をどん!と叩いた。その勢いのまた激しかったこと・・・
まっこと、元が美人なだけに、怒ったときはまさしく般若・・・っととと、これから私も彼女の「生徒」になる日なのでした(^^;まだ暗記が出来てない!くわばらくわばら・・・・・・