ぺク・ユンシク(『犯罪の再構成』)が主演し、同じく主演級の共演として、『八月のクリスマス』
『シュリ』などでおなじみの名優、ハン・ソッキュが極秘裏に昨年末に撮影していた映画、『あの時あの人たち』の公開が危ぶまれています。
この映画は、1979年に起こったパク・チャンヒ大統領暗殺事件そのものを扱ったものとして話題になっていますが、かなりシニカルかつコミカルな要素も加えていることから、「事実を歪曲している」と、遺族から上映差し止め訴訟も起こされていました。それでも、旧正月(2/9~)の公開目指して頑張っていたんですが、ついに大手配給会社のCJエンターティンメントが降りちゃったみたいなんです。(
「スポーツ朝鮮」記事参照)
私はハン・ソッキュファンでもあるし、こういった政治的圧力に屈する?形で公開が中止されるのは残念だと考えています。それに、『朱紅文字』で、世上評価も回復しつつある現在、ぜひこの作品でもう一歩、波に乗ってほしかったので…まだ可能性はあると思いますので、多少先に延びても構わないから、なんとか公開にこぎつけて欲しいと思っています。予告編は見ましたが、ティザーポスターの画像にもあるように、スタイリッシュな中にも、久々にハン・ソッキュの、かなりコミカルな演技も期待できる作品だと思っています。
どうやら、「ドキュメンタリー場面削除後、上映許可」という判決になったようで(
スポーツ朝鮮の関連記事)でも、そここそがブラック・ユーモア映画のキモだと思うんで、なんだかなぁ、という気持ちです。
またまた、映画制作側が上告したみたいですね(^^;でも、現実にはそのドキュメンタリー場面三箇所を黒に反転させて上映しているようです(関連記事は
こちら)なんだかここまで来ると、お互いの意地もあるけど、逆に映画のほうが宣伝効果を期待しているような気もして(笑)
うーん、ネチズンの反応は可否半々といったところですね。映画自体は駄作ではないみたいなんで、早く自分の目で確かめてみたいです。(関連記事は
こちら)