(人に)騙される、(男女関係で)振られる、肘鉄砲を食らう、
約束をすっぽかされる、待ちぼうけを食らう。
韓国人の若い女性時間講師の先生と、昼食を一緒にとる 約束をしていて、見事にすっぽかされた。 お互いの携帯番号を交換する前だったので、 こちらからは連絡の取りようはなったのだが、約束の時間直前までは僕が授業をしていることは 分かっていたんだから、教科準備室に問い合わせの 電話一本ぐらいは、あったっていいんじゃないか?
おかげで昼食を食べ損ね、朝飯も食べてなかったので さすがに空腹で目が回りそうになりながら午後の授業を 終え、3時過ぎにやっと遅い昼食を摂った。
こういうことは言いたくないし、ずっと我慢をしてきたんだけど、韓国に来てこういった「すっぽかし」や「ドタキャン」に逢った のは一度や二度ではない。それも大事な約束や研究会が、いとも 簡単にキャンセルされたりするから驚く。
韓国が、絶えず他国の圧迫や侵略に悩まされ続け、一寸先は闇、と言う歴史の中を生き抜いてきたことは理解する。だから「予定が立たない」ことや「段取り・根回し無し」な社会であることはまあ、よしとしよう。
だが、問題はその前後、である。ぎりぎりまで待たせておいて 電話一本でキャンセル、とか、今回みたいに連絡も無し一言も無し… というケースが多すぎる。ようするに、フォローするという気持ちが ないのだ。そして何食わぬ顔でいたりする。文句を言えば、下手するとこっちのせいにされたりする。それが全く腑に落ちないのだ。
韓国人同士だと「自分も同じように相手に迷惑かけてしまうこともあるから、いちいち気にしない」のだそうだ。なるほど、こういった 一連の社会の流れの中に生きていればそうなるのも無理からぬことだ。
だが・・・私はやっぱり外国人なので違和感があるし、不快感を抑えることが出来ない。そしてもっと重要なのは、西欧的資本主義を導入している社会は「合理的契約主義」でもある・・・ということだ。 口頭での約束であっても、「信義」が「情」に優先するのである。
韓半島にいる韓国人は、そこのところを理解していない人がまだ多いのではないか・・・ と思う。これは決して「昼飯すっぽかされた」腹いせに 言っているのではない。(まだかなり頭にきているけど・・・)国際社会の中で、国家運営にもそういう面が表れがちな部分を憂慮するのだ。
「そういう人ばっかりじゃないんですけど・・・」と助手のユニさんは言う、確かにそうだろう。だが、大勢の印象としては「大らか」よりも 「いい加減」「適当」というものを諸外国に与えてしまってはまずいのではないかと思う。
なんだかんだいっても、やっぱりこの国が好きなので 苦言を呈しておきたい。・・・ったく。。