リュ・ドックァン君の舞台挨拶がついたのを韓国で見て、日本でDVD鑑賞もしてるのにまたロードショウを見に行っちゃいました(^^)それも夫婦揃って・・・。これ、やっぱりいい映画ですね!
まあ、ストーリーはもうお話しする必要もないんですが、要するに「女の子になりたかった男の子」が、シルム(韓国相撲)に挑戦して、その賞金で手術をしようとする・・・というものです。
改めて細部にわたってじっくり見ると、小さなエピソードの隅々にまできちんと気が配られていて(例えば失職したお父さんの再就職までとか)、とても丁寧に作られた映画なのだなあ・・・と、しみじみ感じました。字幕なし、あるいは英語字幕で見たときはシルムの場面にばかり気持ちが行っていたのですが、儒教的保守色の強い韓国ではいまだにまだまだ差別的な視線を投げかけられがちな、性同一障害が、ひじょうにきちんと、偏らない視線で描かれていたことが分り、とても好感が持てました。まあそれも「ぽちゃぽちゃ」リュ・ドックァン君の素直で初々しい演技があってのことなんですけれどね(^^;
それから・・・改めてシルム部の先輩を演じたイ・オンはちょっと陰のある青年をすっきりと好演していてよかったなあ、と。返す返すも8月のバイク事故で帰らぬ人となってしまったことが残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。
韓国映画といえばシネマート@六本木、なんですが、何でシャンテ・シネでやってるのかはわかりませんが、場所もオシャレですし映画も佳作と言えると思いますので、ぜひご覧になることをおすすめします。
「夫婦50割引」っていうのはすんごい威力です!いつ、なんどきでも映画が夫婦で行けば一人1,000円で見られるんですから。妻と私はこと韓国映画の趣味では完全に一致しているので、まー、何だかんだ言っても(!?)気心の知れたパートナーと見に行くのは気持ちがいいものです。皆様もお試しになってはいかがですか?あ、ちなみにどちらかの年齢確認は求められますが、夫婦であることの証明は求められませんので、念のため(爆)
帰りに4丁目交差点近くの「あけぼの」本店で、ゲンコツせんべいと画像の大福を買って帰りました。まあ、今やこれより美味しいものは星の数よりあるんでしょうが、なんとなくこういった「老舗の味」って、ホッとするんですよね。だから絶対、「赤福」みたいなことはしないで、いつまでも安定した美味しさを守り続けてほしいものです。