あるびん・いむのピリ日記

cookieimu.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:最近読んだ本・雑誌・漫画( 38 )

「アジア・カレー大全」

最近カレーが何度かのマイブームなんですが、凝ってるのはアジアのカレー。
タイカレーとかなんですが、特にネパールのダルバートというレンズ豆のカレーが美味い!
c0018642_22353648.jpg

そんな私に、そんなアナタにピッタリの本がこれ・・・「アジア・カレー大全」!(^^)
カレー後進国?の、韓国のカレー事情まで克明に載ってるって、オドロキ(@0@)

さんぬる日・・・まだ小学生だった頃、初めて食べた本格的な「黄色くないカレー」は、
当時九段坂の上にあった「アジャンタ」のチキンカレーでした。千円くらいしたのかな・・・
で、、真っ赤なスープに骨付きチキンがゴロン!って入ってて・・・辛さは辛いし、
香辛料が舌に障るし、チキンの骨はのどの刺さるし・・・で、散々だった思い出が、
しかし鮮明に残っています。初めてナン(っていうか多分チャパティ)を食べたのもここ。
南インドのカレーなんて、その当時は滅多に食べられなかったから印象深かったなあ・・・
(今は移転して千代田区麹町にありますが・・・通販もやってるみたいです^^)
c0018642_2236788.jpg

とにかく、明日のお昼はカレーにしよう!
とろっと黄色な学食のカツカレーだけどね(^^;結構ウマいんですよ♪
[PR]
by cookie_imu | 2010-01-13 22:34 | 最近読んだ本・雑誌・漫画

『手』山崎ナオコーラ・・・咳をしても一人

c0018642_21191268.jpg


デビュー作『人のセックスを笑うな』がヒットして映画化され、
松ケン人気もあいまって、映画もこれまた大ヒットしたため
知名度が急上昇した作者の、最新短編集である。
文芸賞のニュースに詳しい人なら表題の『手』が今回の芥川賞候補に
なったこともご存知だろう(残念なことに受賞は逃したが・・・・・・)。

デビュー作のときからのファンなのだが、
最初はこの珍妙なペンネームと、いかにも今風で軽薄そうな
『人のセックスを・・・』と言う表題から、全く読む気にならなかった。
大学の購買部で平積みにされているのを見て、そのころ同じく
女流でもてはやされていた蛇だのピアスだの、インストゥールだのという、
それこそ薄っぺらくて今風な小説と比べてどうなんだろう・・・と思い、
軽い気持ちでページを繰ったのであるが・・・・・・

あにはからんや、その瑞々しい筆致と淡々とした中にも時に肺腑を抉るような、
人間存在そのものに対するギリギリと斬り付けてくるような孤独感の表出に、
たちまち虜になってしまい、気が付いたときには本を読み終わっていたほどである
(その後もちろん買ったが)。
c0018642_2230469.jpg

それからナオコーラ氏の出版物はすべて買って読んだ。
「これは素晴らしい出来だ!」と思った『カツラ美容室別室』などの作品もあれば、
「ちょっといまいちだなあ・・・」と感じた作品もあったが、そのどれもに彼女独特の
繊細な心情描写と豊かな情感、そして静かな諦念が息づいていて、好感が持てた。
ただ・・・・・・そうした作風が万人の心情と合致するか、といえばそれはまた別であろう。
描かれている世界はひどく狭く、作中人物の行動も常識の範囲内を出ないのに、
描かれている世界観に切なくもなげやりで、アナーキーな寂しさが感じられるからである。

これはどうしたことだろう・・・といぶかしく思っていたら、あるとき何かのインタビューか
彼女が自分で書いているブログの日記の中に「金子光晴と尾崎放哉が好きだ」とあって、
「ああ、なるほど・・・・・・」と合点がいったのであった。二人とも、私も大好きな作家だ。
それでナオコーラ氏の表現方法や世界観に共感できるのだな、と思った。

とはいえ、やはり描かれている世界にはひどく幼いものを感じる時が
あるのもまた事実である。前作の『長い終わりが始まる』もそうで、氏自身が
大学の時に所属したサークルの内情を詳らかに描く、一種の私小説のような
ものであった。今回の作品もその延長線上にあるような、卒業後しばらくOLを
していた時の体験を下敷きにしているような感じが否めないような状況設定ではある。

しかし・・・その絶望的なまでの孤独感を表す切り口は、さらに鋭く、静謐なのに腸を九回
させるような重々しさに進化を遂げていた。なるほど・・・今回は三度芥川賞候補に
選ばれるだけの事はある。そう思わせるほどの出来栄えであったと感じた。

また併録されている短編が二本、あるのだが、そのなかでも書き下ろしの
「お父さん大好き」の出来が素晴らしくいい。完全なるオジサンである私の
こころを鷲摑みにするような筆致であった。少女趣味ではない。人生の
孤独に打ちひしがれた、中年過ぎの(いささか草臥れた)男性にこそ、
今回は手にとってぜひ読んでいただきたい小説としてお勧めしたい。
[PR]
by cookie_imu | 2009-02-11 21:20 | 最近読んだ本・雑誌・漫画

「外国語上達法」

・・・などと言うものは一切、ない。ひたすら地道な努力を積み重ねるだけだ。
c0018642_23191260.jpg

とまあ、思っていたのですが、その思いはこの本を読んでも基本的には変わらないのですが、
それでもとても励みになり、また参考になりました。とにかくがむしゃらに覚えればいいって
もんでもないようで・・・(^^;だけどやっぱり「ボキャブラリーを増やすこと」は最重要なのね・・・

著者はチェコ語の権威であらせられる方なんですが、韓国語学習者の私にもとてもためになりました。

だけどねえ・・・
[PR]
by cookie_imu | 2008-09-15 23:27 | 最近読んだ本・雑誌・漫画

「カツラ美容室別室」

ヘンテコリンな題名の小説である。主人公?は、カツラをかぶった美容師だ。
c0018642_23265352.jpg

作者のペンネームもまた、「山崎ナオコーラ」と、変わっている。
ご存知かもしれないが、永作博美の主演で最近映画化された「人のセックスを笑うな」の作者でもある。この作品は作者の第3作にあたり、恋とも友情ともつかない、大人のほのかな交じらいを、哀切感とある淡々としたタッチで描いていて、今回の芥川賞候補にもなった。

・・・と、まあ、そんなことはどうでもいいわけで。
私は当節流行の若い女流作家にはあまり馴染めず、好きで読むのは吉本ばななくらいである(もはや若いとはいえないだろうが・・・)。「蛇にピアス」とか「インストゥール」なんていう作品も「ふ-ん、そうなんだ」とは思ったが、それ以上の興味は引かなかった。

結局、個人の好みの問題なんだろう。こちらの琴線のどこに引っかかるか、ということか。自分の好みと彼女の、大袈裟ではないが彫琢された静謐かつ叙情的な文体が合っている、という事なんだろうと思う。なので万人にお勧めとはいかない。が、人生に、人間関係に疲れたとき一読されると良いかもしれない。心に染み渡るように癒される佳作である。
[PR]
by cookie_imu | 2008-01-24 23:39 | 最近読んだ本・雑誌・漫画

『チマ・チョゴリの日本人』

久々に、読んだ本のご紹介です。タイトルはお題の通りですが、なんだか奇妙ですよね(^^)
c0018642_13231150.jpg

それもそのはず、著者は日本人牧師澤正彦氏(故人)と結婚されて若くして渡日された、キム・ヨン(金纓)さんです。といってもご存じない方も多いでしょうが・・・・・・

この方のアボニム(お父様)は、「朝鮮詩集」「朝鮮童謡選」などで知られた詩人・金素雲さんです。またお嬢さんは「こころ」などの名曲で知られる沢知恵(さわともえ)さん。1970年に結婚して、初めて日本の地を踏みました。そして夫に従って日本に帰化したのです。

キム・ヨンさんは、お二人のお嬢さんに恵まれ、自身も東京神学大学の大学院を修了されて日本の教会の牧師になるなど、一見順風満帆な生活を送られているように見えますが、若くしての夫の死や、日本の教会との衝突など、数々の困難に突き当たります。そして常に「自分とはなんだろう?」というアイデンティティの問題に悩みます。しかし、そんな中をいかにも韓国の女性らしくたくましく、そして大らかに生きていく・・・そんな彼女の半生を、驚くほど率直に綴った好著です。
c0018642_13344851.jpg

最初に読んだ時、そのあまりの赤裸々さに驚くとともに、愚直なまでに自己の感性に忠実な筆致に爽快感と感動すら覚えました。続編もお勧めです!ぜひ大勢の方に読んでいただければ嬉しいです。
[PR]
by cookie_imu | 2008-01-02 13:37 | 最近読んだ本・雑誌・漫画

「자살토끼(自殺ウサギ)」

一体何事か!?と思われるでしょうが、先週テグ市内へ舞台挨拶のために行った時、待ち時間つぶしに入ったキョボムンゴ(教保文庫)の店先で、3割引で売られていた絵本です。
c0018642_23224370.jpg

最近は勉強と気晴らしをかねて、面白そうな絵本を見つけては買うように心がけているのですが・・・これは表紙の強烈な色といい、衝撃的な題名といい、そしてまたインパクトのある絵(ONになっているトースターに、ウサギが入ってる!)に惹かれて、W3,000と割引されていたこともあってすぐ買ってしまいました。

で、帰って読んだら・・・
[PR]
by cookie_imu | 2006-06-07 23:39 | 最近読んだ本・雑誌・漫画

「ジェンダーの視点から見る日韓近現代史」

日本と韓国のかかわりをフェミニストの視点で掘り起こし、市民のあたらな歴史を構築していこうと、日韓の女性たちが初めて、ともにつくった近現代史書です。
c0018642_17182876.jpg

今までこのような視点から書かれた本は例が無く、とても斬新かつ貴重であると思います。さらに、学術的論文形式で綴るのではなく、歴史教科書のような編年体になって、韓国併合から現代に至るまでの女性抑圧・または解放運動の歴史が、日韓双方から詳細に描かれています。その全てにまだ目を通したわけではありませんが、従軍慰安婦問題の実態はもとより、日韓問わず、いかに女性という性が「虐げ」られ、「利用」されてきたか・・・ということを知るためにはまさに好適の書といえましょう。男性にとっては目を背けたくなるような歴史の羅列が続きますが、決して目を逸らすことなく現実を直視することによって、新しい未来は開けるのだということを教えてくれる本だとも思います。(梨の木舎刊 ¥2,800。詳細はこちら
[PR]
by cookie_imu | 2006-02-17 17:29 | 最近読んだ本・雑誌・漫画

「博士の愛した数式」コミック版

講談社Be Loveコミックというところから出版されているのを、本屋で偶然みつけました(^^)
c0018642_14542567.jpg

一気に読んでしまいました・・・これは、原作に非常に忠実な漫画化です。作者のくりた陸さんはいわゆる少女漫画家で、可愛らしい少年を描くことは得意だけれども、お年寄りを魅力的に描くとなると・・・とちよっと謙遜されていましたが、なかなかどうして、博士も哀愁があってよかったです。だけど、作者が言うようにやっぱりルート君が一番、キャラが立っていたかな(^^)

原作者の小川さんとの対談も付いていて、作品がまず小川さんとの丁寧なコラボレートから生まれたことが分かりました。隅々までイマジネーションを膨らませて、繊細に描きこまれている、読んで爽やか、抱けどもちょっぴり切なくなる漫画だと思います。小説を読み、映画を見られてファンになった方にはオススメです。(出版元HPはこちら)
[PR]
by cookie_imu | 2006-02-06 15:02 | 最近読んだ本・雑誌・漫画

博士の愛した数式の本

c0018642_14423312.jpg

このブックカバー、かわいいでしょ♪
映画館で売っていました。黒板になっているところがイイ!

昨日の夜から読み始めて、今日の昼休み、一気に最後まで読んでしまいました。
ネタバレになるから何も言えませんが・・・なるほど映画とはだいぶ雰囲気が違います。
特に肝心の博士。これは確かに、寺尾聡の感じじゃないなぁ。もっと小柄な老人かな?
だけど・・・映画で寺尾を主人公にした功績は、「あのこと」をクローズアップしたことに
よってより光っていたと思います。まあ、なんといっても映画と小説は別物ですね。

だけれど・・・私はどちらも素敵だと思いました。小川洋子氏の作品読むのは初めてだけど、
なるほど、感性の瑞々しい、それでいて芯の通った清々しさを持った作家だと思いました。

ああ・・・私も十歳の時に博士に巡り会っていれば、数学嫌いにならなかったのになぁ(苦笑)
√先生でもいいや。それにしても、素数の分布に関する定理がないとはビックリでした。
あのフェルマーですら、フェルマー素数によって素数の生成を予測したけれど、
オイラーに否定された・・・ということを知って驚きました。。素数の分布に関する公式を発見
すると、100万ドル賞金が貰えるんですね。「リーマン」予想というそうで、今まで多くの人が挑
戦して敗れているのだそうです。

博士は、そんなことをずーっと、頭の中で考え続けていたのかな・・・それは幸福なのか・・・
[PR]
by cookie_imu | 2006-01-23 14:42 | 最近読んだ本・雑誌・漫画

「ペ・ヨンジュン その微笑みに恋をして」

興味本位と言うのではない。ただ、一度、あのもの凄い「冬ソナ」ブームがどのようにして起こったのか、そして、そこでファンになった人たちは、その後どのような経緯をたどったのか―。マスコミやしたり顔の評論家の、訳の分かったような分からないような分析ではなく、その渦中にいた(そして今も居続けている)彼女のような人物の書いた本を、一度じっくりと読んでみたいと思っていた。
c0018642_2274666.jpg

著者の向山昌子さんは、アジア文化について一人の女性の立場から評論的な文章を書いていることでも知られた人であるようだが、ヨンジュン・ファンにとっては、なにより「ホテリアー公式ガイドブック」を世に出した人として知られているのだと思う。

振り返れば、
[PR]
by cookie_imu | 2005-12-18 22:28 | 最近読んだ本・雑誌・漫画