あるびん・いむのピリ日記

cookieimu.exblog.jp
ブログトップ

タグ:キム・ギドク ( 4 ) タグの人気記事

『ブレス(숨)』

ご存じ、韓国の鬼才・キム・ギドク監督の最新作を見る機会に恵まれました(^^)
c0018642_2242384.jpg

自殺願望のある死刑囚と、夫に浮気され人生に絶望した主婦との恋!っていうシチュエーションなんですが・・・いやあ、面白かったです。特に、一言もセリフはないものの『呉清源 極みの棋譜』に主演したチャン・チェンが抜群にいい!彼の演技を見るためだけでもこの映画を見る価値があります。
c0018642_22491515.jpg

ですが、ヒロイン役のチアの若干オーバーな演技はちょっと気になりました。ギドク映画の常連ではあるんですが・・・だけど、それを補って余りあったのは、新機軸の保安課主任!ネタバレになっちゃうんでこれ以上は言えませんが、よくまあ、これだけ映画を撮っておいてアイデアが枯れないな・・・と感心しきりでした。実際マンネリ気味にせよ、凡百の才能は超えてます。
c0018642_22552492.jpg

次はオダギリジョーを主演にすえて『非夢』と言う作品を撮るようですが、今から楽しみです♪文句のあるヤツは、低予算の上二週間しかない撮影期間で、これほどのクオリティーの映画を撮ってみろ、っていうんだ・・・人生の哀歓、人間の欲望に対する深い洞察がいつもの通り満載です。
[PR]
by cookie_imu | 2008-05-14 23:00 | 韓国映画・新しめ

『鰐~ワニ~』

ご存じ、キム・ギドク幻の処女作です。製作以来、10年ぶりに日本での公開にこぎつけたものを、ギドク・ファンとしては見逃すわけにはいきません。という訳で、早速観て参りました。
c0018642_22513863.jpg

初日初回、映画はギドクファンで満員でした。βカム上映という事でしたが、あまり気にならなかったなあ。さすがに話柄の古臭さは否めませんでしたが、私としては大変興味深く見ました。まあ目新しいものは何もないですが・・・磨かれる前の原石を観る面白さ・・・とでもいいましょうかねえ。既に処女作にして、ストーリーテラーとしての才能、絵画的センス、暴力性の奥に潜む純粋性・・・といった、後のギドク映画に観られる特性は全て備えていた・・・という事が分っただけでも見た甲斐がありましたねえ。映画全体の雰囲気は『悪い男』に良く似てましたが、ま、これは主演が同じチョ・ジェヒョンなんで仕方ありませんな(笑)

それにしても・・・脇の絡みで出てくるチョン・ムソンはよかったなあ!素晴らしいです。表情の枯れた味わいに万感の思いが籠もってる・・・ほんとに泣けました・・・彼を見るためだけに、もう一回観てもいい(レイトだけどね。。)とさえ思いましたから。

子役(『夢精期』にも出てる)の使い方も上手かったけど、ギドク映画でこれだけ子役がクローズアップされるものってありましたっけ?(『サマリア』や『春夏秋冬』の一部は別として。)

全体に荒削りで洗練されてはいないけど、ある意味、現在のスタイリッシュになりすぎたギドクがかつて持っていた「猥雑味」のようなものも堪能できて、楽しかったです(^^)それにしても、ギドク監督はデビューしてからやっと10年というとこなのか・・・やっぱりすごい人だ・・・
[PR]
by cookie_imu | 2007-04-28 22:56 | 韓国映画・新しめ

『絶対の愛』

またまた「けったいな題」、付けますなあ。「時間(TIME)」でいいのに・・・まあ、「絶対」耐えられないほど「整形」された邦題じゃあないけど(笑)
c0018642_17514495.jpg

昨日、移転されて新装成ったユーロスペースに初めて行った。ロビーが広くなり、スクリーンが見やすくなったのはいいんだけど・・・なんかミニシアターのシネコン?みたいになっててびっくりした(^^)でも場所は今度の方が行きやすいかな?(人による?)

この映画、
[PR]
by cookie_imu | 2007-03-25 18:02 | 韓国映画・新しめ

『時間(시간)』

国内での公開が映画制作のたびに危ぶまれ、公開されても観客は集まらず、反比例するように国外の評価はいやがうえにも高まっていく監督、キム・ギドク。遂に「俺の映画は全部ゴミだ。もう韓国では製作しない。今度の映画も契約上許されるなら公開を止めたいくらいだ」とまで彼をして言わしめた最新作『時間(シガン)』を、三日で打ち切りにされては一生、なんであの時もっと早く見なにいかなかったか!と悔いを残すと思い、意を決して封切日にはるばる釜山まで見に出かけた(ああ、前口上が長かった・・・^^;)。
 実際、行ってみると釜山ロッテシネマは人で溢れかえっていた。ところが封切り初日だというのに『時間』は200人のハコに僅か30名程度。次に見た『礼儀無き者たち』は、同じ規模のハコに満員だったというのに・・・。おーい、「世界の」キム・ギドクですよー、観客の皆さん!(^^;
c0018642_0511913.jpg

そしてまたしても物議を醸しそうなポスターだが、これは彫刻(映画を見れば分かる←この程度のネタばれはいいでしょう?)。その彫刻にすがっている女優は、『女は男の未来だ』でも印象的な演技をしていたソン・ヒョナ(セヒ役)。スゴイすごい、ホン・サンスとキム・ギドクという、二大作家主義巨匠主演女優制覇である(笑)。相手男優は『プラハの恋人』でその名を知られるようになったハ・ジョンウ(ジヌ役)。

話はほとんどこの二人が軸になって展開する。
[PR]
by cookie_imu | 2006-08-25 01:43 | 韓国映画・新しめ