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あるびん・いむのピリ日記

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『六月の約束』だそうな・・・

ZENさんのところにもアップされていましたが、パク・シニャンがいよいよ新作映画を撮るそうです(朝鮮日報の記事)。ちょっと題名がヨン様の『四月の雪』にかぶってる気も・・・(^^;
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この記事には「一年ぶりに映画に復帰」とあったけど、2004年にも『犯罪の再構成』や『達磨よ、ソウルへ行こう』なんかに出ているんだから、復帰というのはちょっとどうなんだろう・・・と思いました。けれど、やっぱり「パリの恋人」の燦然と輝くイメージが強いから、こういう表現になったのかもね。

さて、映画のほうですが・・・なんですかー!この朝鮮日報の記事読むと、ほとんどの筋が分かっちゃうじゃないの!プンプン。と、怒ってみても始まらない。やっぱり、パク・グァンス監督、っていうのが興味津々ですね。ご存知、社会派の硬派な名作『チルスとマンス』がデビュー作の監督で、『美しき青年チョン・テイル』なんていう傑作も撮っている。だけど、最新作(といってももう六年前)『イ・ジェスの乱』で、せっかくシムウナとイ・ジョンジェというキャスティングを実現したにもかかわらず、難解な歴史劇を延々と繰り広げて大コケ、ネチズンの大ブーイングを浴びてしばらく鳴りを潜めていたんですが・・・昨年公開された短編オムニバス(日本では現在公開中)『もし、あなたなら~六つの視線』の中の一作、『顔』で、見事に復帰を果たしましたね。
『六月の約束』だそうな・・・_c0018642_8111964.jpg

この短編は、6作中では唯一、有名俳優のチ・ジニを起用して作られているんですが、短い中にも不気味さと、人を外見で判断しがちな人間のいやらしさをよく捉えていた佳作だという印象が強く残っています。いかにもプロらしい作品で、「こういう映画が撮れるなら大丈夫じゃないの・・・」と感心していた矢先のことですから、今回のパク・シニャンとのコンビには大いに期待を持っていいのではないかと思っています。

ただ・・・パク・シニャン自身はどのような監督のどんな作品にでも柔軟に対応できる人ですから心配は要りませんが、監督がやはり、あまり社会派意識をゴリゴリ出してくるとか、人権映画であるというような構えたところをメインに立てる・・・というようなことは、少し控えたほうが上手くいくんじゃないかと思います。まあ・・・それが監督の持ち味でもあるんだけれど、短編『顔』は少し自分を抑え、チ・ジニのキャラをうまく立てて、エンタメ性を表に出して成功していましたから。いずれにせよ、これから年末にかけて楽しみな一作です。娘役は誰がやるのかな?
by cookie_imu | 2005-06-11 08:24 | 韓国エンタメNews小考