お詫びと通訳を兼ねてユニさんをお誘いし、テグオペラハウスに見に行って参りました。いやー、難しかったです。導入部の群舞あたりまでは、華やかなブロードウェイ風ミュージカルだな…と思っていたのですが、第一部の途中でゲイの演出家が出て来るあたりからもう、意味不明。セリフも速くて殆ど聞き取れず。隣のユニさんに聞いても「私も意味がよく汲み取れません」とのこと…
パンフには、原作者メル・ブルックスとあり、さすがヤング・フランケンシュタインや新・世界史などという、シュールなブラック・ジョーク満載の映画を作った監督の作品!と納得。それでもシンボライズされているメタファーのア・プリオリな深遠さが理解できず、到底楽しむ境地にまで至りませんでした。
主役のレオを演じたキム・ダヒョン君の繊細な演技も 見ものでしたが、やはりマックス役の座長、ソン・ヨンテ氏の広く深い演技にはうならされました。それにしても難解…このミュージカルを「面白い」と感じられ方を、心から尊敬します。