一体何事か!?と思われるでしょうが、先週テグ市内へ舞台挨拶のために行った時、待ち時間つぶしに入ったキョボムンゴ(教保文庫)の店先で、3割引で売られていた絵本です。
最近は勉強と気晴らしをかねて、面白そうな絵本を見つけては買うように心がけているのですが・・・これは表紙の強烈な色といい、衝撃的な題名といい、そしてまたインパクトのある絵(ONになっているトースターに、ウサギが入ってる!)に惹かれて、W3,000と割引されていたこともあってすぐ買ってしまいました。
中身はこんな感じです。いや、きわめてシュールでブラックな笑い満載でした。しかもセリフがなく、絵が極めてシンプル。
だけど・・・このウサギの顔が無表情なのが逆に何とも可笑しく、つい引き込まれてしまうんですね。「自殺」という深刻な問題なのに、逆に生きることに対する楽観的な希望が見出せるような・・・。見ているうちに、「そうか、そんなに緊張して毎日生きていかなくてもいいんだな・・・」と、ふっと肩の力が抜けていくようでした。
作者はアンディ・リリーというイギリス人。2003年のクリスマスの直前(何もそんな時に・・・)に出版されるや、英米のアマゾンで一躍ベストセラーになったそうです。好評につき↑の第二集「돌아온 자살토끼(Return of the Bunny Suicides)」も出ているようですから、また読んでみようかな(笑・出版元は
こちら)