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あるびん・いむのピリ日記

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『チンピラ口調』

今日はソウルに来てとうとう念願のあやままさんとランチすることが出来た(^^)。欣快の限りである。あやままさん、お忙しいところ御付き合いくださいまして、どうもありがとうございました♪その勢いを駆って、夕食はヒッキーさんととることをお約束。それまでの時間、見たかったインディペンデンス系映画、『チンピラ口調』を見にチョンノのフィルム・フォーラムへ。
『チンピラ口調』_c0018642_2349587.jpg

タプコル公園の隣、インサドンの入り口の所にあるトンネル・ビルの屋上にある、以前ハリウッドと言っていた映画館、といえば行った事はなくてもソウルに来た人なら大抵「ああ、あれか・・・」と思うだろう。そこがなんとアート系の上映館に変身した。こういう変身はうれしい限りである。

映画は監督も無名なら、演者もほとんど無名。以前、ブサン国際映画祭で上映されて好評を博したものが、やっと公開されるとのこと(聞き書きなので情報間違ってるかも・・・^^;)
 内容は、社会の底辺をさすらう若者たちが、悪ぶってみながらも、結局は三流地上げ屋のようなチンピラ(ヤンアチ)に対する正義感を燃やし、友と明日の未来を信じて何とか地道に生きていく・・・というようなもの。題材はありきたりだが、商業映画とは違って、より目線が庶民の生活実態に近く、ビデオ投影映画であるということもあって、それがより切実なリアル感を生み出すことに成功している。役者は素人同然なので決して上手くはないが、体当たりな熱気は感じた。その意気に感じてか、なんと全体のナレーションをアン・ソンギ先生が担当!映画がぐっと引き締まったものになった。商業映画もいいが、現代韓国の生々しい息吹を肌で感じることの出来る、このような映画ももっと見たいものである。客は月曜の午後と言うこともあり5人しか入ってなかったが・・・頑張れ、アート系映画館!(なんと『ドント・ルック・バック』の試写会もやってました!)
by cookie_imu | 2006-07-04 00:10 | 韓国映画・新しめ