あるびん・いむのピリ日記

cookieimu.exblog.jp
ブログトップ

『靖国 YASUKUNI』

アジアの平和を口にするなら、やはり一度は見ておかないと・・・と思って意を決して見に行ってきた。ご存知のように、中国人の李纓監督が、日本人スタッフらと協力し10年の歳月をかけて制作した作品である。
c0018642_2352812.jpg

何かと話題を呼び、物議をかもした映画であるが、思ったより淡々と、8月14日の靖国神社のありさまと「靖国刀」と呼ばれる刀を鍛造する刀鍛冶の映像を交互に記録したドキュメンタリー映画であった。ここには声高に叫ばれているものは何もない。



見ているうちに、様々な思いが私の胸中を去来したが、それは一方的な否定感情でも、賛美的な民族感情でもなかった。しかし、これだけは思った。合祀を止めてほしいと思っている遺族がいらっしゃるなら、その意思は尊重してあげてほしい、と。日本人であろうがなかろうが・・・個人の意思と宗教上の自由はやはり、憲法で保障された重要な基本的人権だと思うので。仮に戦前は日本人であっても、戦前は国家管理の下の戦争で亡くなられたにしても、現行憲法の下では魂の在り所を決めるのは個人(あるいはその遺族)だと思うからである。

私はクリスチャンである。だが日本という国も文化も日本語も、そしてこの国土も愛している。自然に生まれた家族愛の延長線上にある郷土愛だとおもう。しかし、ゆえあって家族や国を守るために戦って死んだとしても、自分の信仰の延長線上にない場所で永遠の眠りにはつきたくない。今強く思っているのはそれだけである。

やはり・・・「国際平和」を考えるなら一度は見ておくべき作品であろう。テーマは非常に重いが。
[PR]
by cookie_imu | 2008-10-14 00:09 | その他邦画・洋画