・・・っていうかですね。リベンジなんて大げさなもんじゃあなくって、要するに韓国で見たときは字幕がないのでよく分らなかった、ってだけです(^^;なかなかいい映画だとは思ってはいたんですが・・・

ほんとにお恥ずかしい限りなんですが、今まで3話のオムニバスを最後になーんとなく、不思議な組み合わせでファンタスティックに結び合わせたもの、なんて思ってたんですが全然違いました。・・・そういえば、さんぬる日、オム・テウンペンのソウルクンチョご在住あ◎ままさんとこの映画の良さについて電話でお話させていただいたことを思い出したんですが・・・なんと全然分ってなかった、ってコトだったんですねー、あ◎まま様その節は申し訳ありませんでした、シッタカしてしまって(苦笑)

でもまあ・・・その時はもう、自分で「分った!」って思い込んじゃったようなんですね。で、「面白くはあったけど何だか最後が不思議な終わり方した映画だった」っていうイメージだけ残っちゃって「もう二回は見るのはいいや」なんて思っていて。けど、昨日午後にちょこっと暇ができたんで「せっかくだから、『韓流シネマフェスティバル』も終わっちゃうから、見ておこうかな~」なんて思ってシネマート六本木まで行ったんですよ。そしたら・・・驚きましたね。こんなにいい映画だったとは!ぷち脱帽でした。まー、なんだかんだ言ってコ・ドゥシム様が見たくて行ったんですが大正解でした。ああ、本当にこのまま終わっちゃうの残念ですよ。

何がいいって、まあ大ファンのドゥシム様の演技、オム・テウンの恋人役をするその若々しさ!恋する乙女のようなはにかみ振りっていう超絶演技もムルロン素晴らしいんですが、一番には映画的によく出来ている・・・っていう事なんじゃないかと思うんですよ。なんていうか・・・映像センスがいいんですよ。こういう事って一口じゃ言えないんですけど。まあ一例を挙げればやさぐれオム・テウンが「100数えるまでに戻ってくるから待っていろ」って言って、また何年もドロンしちゃう場面ね。待てど暮らせど帰らない。そこを時間軸を巧妙にいじくることで表現している。こういった監督の手際ですね。ちょっとファンタジックな面も無きにしも非ずですが、それを上手く現実感で押し包んでいる。その手際に舌を巻きました。
役者陣もみな手練れ揃いで面白かったですね。でもちょっと、ポン・テギュとリュ・スンボムってキャラかぶってる感じがしましたが(笑)。オム・テウンもあのむさ苦しい適当さぶりがいい。そして結局、「家族っていうものはそこにあるものなんじゃなくって、人の優しさで出来上がるものなんだ」っていうテーマがよく生かされていたと思います。30日までやってるそうなんで、終わっちゃう前にぜひ見に行かれる事をお勧め致します。